
2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書
窪田 真之
ダイヤモンド社 / 2021-12-14
この本について
株を触っていると、「結局どこで買って、どこで手放せばよかったんだろう…」みたいな後悔がいつまでも頭に残りますよね。チャートも指標も追っているつもりなのに、いざ判断となると迷って、益出しは早くて損切りは遅い。自分でもわかってるのに直せないまま時間が過ぎていく感じ、よくあります。 この本が面白いのは、そんな“判断のズレ”を、読みものとして追体験できるところでした。シグナルが7割当たると言われても、実際には2回に1回は外れる。その現実を、成功例と失敗例の両方で見せてくれるから、頭でわかるのと身体感覚で理解するのの間に橋がかかる感覚があります。特に「売買高が急増しているかどうかで信頼度がまるで違う」という視点は、含み益が出た瞬間に気が緩む自分の癖とつながって腑に落ちました。 もうひとつ大きかったのは、買い値にこだわらない姿勢です。移動平均線が上向きのままなのに売ってしまう、あるいは下げトレンドなのに耐えてしまう。そういう“心の揺れ”を前提に、どう見ればよかったのかを丁寧に示してくれるから、次に同じ場面に出会ったときの目線が自然と変わりそうだなと思いました。 「テクニカルは一通り知ってるつもりだけど、実際の売買判断になると固まってしまう人」にはかなり刺さる一冊です。僕自身、まだ迷う日ばかりですが、この本を読んでからは、シグナルと売買高をセットで見る癖が少しずつ身についてきました。無理に当てにいくより、当たりやすい場所に立つ感じに近いですね。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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