
賢明なる個人投資家への道
かぶ1000
ダイヤモンド社 / 2021-12-07
この本について
投資を続けていると、上がった日は気分がよくて画面ばかり見てしまうのに、下がった日は逆に目をそらしたくなることが多いです。僕も同じで、含み損が増えると「これ、本当に持ち続けていいのか…」と自信がゆらぎます。でも同時に、判断基準がふわっとしているから余計に迷うんだろうな、と感じる瞬間もあります。 この本は、その“迷う理由”をけっこう地に足のついた形で整理してくれます。たとえば、株価が下がったときこそ状況を直視したほうがいい、とか、市場全体の動きと自分の銘柄の動きを比べることで「いま気にすべき下落なのか」が見えてくる、とか。外から見たら当たり前の話でも、実際にポジションを持っているとできなくなる部分を、実例と数字で落ち着いて説明してくれる感じです。また、企業を見るうえでどこを最低限チェックすべきか、特にFCFを“家計の手取り”にたとえる説明は、会計が苦手な人でもスッと腑に落ちると思います。 派手な成功談で背中を押すタイプではなく、「自分もこんな失敗をした」と語りながら基準の立て方を共有してくれる内容なので、読み終えてすぐに爆益が出る…みたいなことはありません。でも、銘柄を手放すべきタイミングや、割安・割高の感覚が少しずつ言語化されていくので、迷いが減るのはたしかです。 特に「ずっと投資を続けているのに、判断が場当たり的になりがち」という人には刺さるはずです。僕もそうでしたが、判断軸がひとつ増えるだけで、持ち株と向き合う時間の質が変わります。
読書インサイト
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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