
知ってるつもり~「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方~ (光文社新書)
西林 克彦
この本について
仕事の場でも日常でも、「あれ、わかったつもりで動いたけど、いざ説明しようとしたら曖昧だったな…」みたいな瞬間ってありませんか。自分でも気づかないまま、点だけの知識を握って安心してしまうというか。でも、その“安心”って実は学びの進行を止めていたりします。 この本を読んでいちばん刺さったのは、「知ってるつもり」の正体が“孤立した知識”だという指摘でした。サツマイモは根、ジャガイモは茎…と知っていても、その周辺のつながりがないと疑問も湧かない。だからずっと「自分は理解している」という感覚のままで止まってしまう。でも、知識をつないでいくと逆に“わからない場所”がどんどん見えてくる。これが地味に効くんです。仕事で行き詰まる時って、だいたいこの「つながりの欠落」が原因だったりするので。 もうひとつ良かったのは、知識システムをつくる時に「多少ズレてもとりあえず言い切る」ことを勧めている点です。勇み足でモデル化してみると、破綻がすぐ見えて、そこで初めて修正の手が動く。頭の中だけで慎重に守っていると、いつまでも“点のまま”なんですよね。概念地図のように目に見える形にしてみると、疑問が生まれる位置まで自分が進めているかどうかもよくわかります。 「情報は集めているのに、理解が深まらない」と感じている人ほど刺さる本だと思います。知識そのものを増やす本というより、“どうやったら自分の中で知識が育つのか”を教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





