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知ってるつもり~「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方~ (光文社新書)

知ってるつもり~「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方~ (光文社新書)

西林 克彦

累計読者数12
平均ハイライト数 23件/人
推定読了時間 約4時間48分
star総合評価 62/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

仕事の場でも日常でも、「あれ、わかったつもりで動いたけど、いざ説明しようとしたら曖昧だったな…」みたいな瞬間ってありませんか。自分でも気づかないまま、点だけの知識を握って安心してしまうというか。でも、その“安心”って実は学びの進行を止めていたりします。 この本を読んでいちばん刺さったのは、「知ってるつもり」の正体が“孤立した知識”だという指摘でした。サツマイモは根、ジャガイモは茎…と知っていても、その周辺のつながりがないと疑問も湧かない。だからずっと「自分は理解している」という感覚のままで止まってしまう。でも、知識をつないでいくと逆に“わからない場所”がどんどん見えてくる。これが地味に効くんです。仕事で行き詰まる時って、だいたいこの「つながりの欠落」が原因だったりするので。 もうひとつ良かったのは、知識システムをつくる時に「多少ズレてもとりあえず言い切る」ことを勧めている点です。勇み足でモデル化してみると、破綻がすぐ見えて、そこで初めて修正の手が動く。頭の中だけで慎重に守っていると、いつまでも“点のまま”なんですよね。概念地図のように目に見える形にしてみると、疑問が生まれる位置まで自分が進めているかどうかもよくわかります。 「情報は集めているのに、理解が深まらない」と感じている人ほど刺さる本だと思います。知識そのものを増やす本というより、“どうやったら自分の中で知識が育つのか”を教えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世の中には「知ってるつもり」があふれている。「知ってるつもり」はなぜまずいのか?認知科学・認知心理学の知見によると、われわれは手持ちの知識を使うことでしか対象を見ることができない。システム化されていない断片的な“知識”だけでは、きちんとした疑問や推測が起きないのだ。虚心坦懐に対象を眺めれば疑問が湧いてくるということはあり得ない。ピンポイントの疑問を持てるように知識をシステマティックに整備し、ピンポイントにわからなくなるように知識を操作する必要がある。いわば知識を使ってわからなくなる、わからなくすることで問題を発見するのだ―。ロングセラー『わかったつもり』刊行から16年。今最も求められる「問題発見力」を身につけるための方法を解説。
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