
「化ける人材」採用の成功戦略(小さな会社こそが絶対にほしい!)
窪田 司
スタンダーズ (発売) / 202202
この本について
採用の話になると、「結局うちみたいな小さな会社には優秀な人なんて来ないよな…」と、どこか最初から諦めてしまう気持ちが自分にもあります。求める人物像を言語化しようとしても、大手が欲しがるような“理想の候補者”を思い浮かべてしまって、結局ぼんやりした基準のまま進めてしまう。ここに長年のモヤモヤがありました。 この本は、その迷いにかなり実務的に手を伸ばしてくれます。「三拍子そろった人材」を追いかけるほど大手と競合してしまうこと、自社にとっての“良い人”を具体的に決めることが採用の出発点であること。さらに、選考後に小さな課題に取り組んでもらうことで、入社後の伸びしろまで見極められるという視点は、現場感があって腑に落ちました。お金も時間も余裕がない会社ほど、基準を減らしてターゲットを狙い撃ちするという発想が武器になるのだと思います。 読んでいて強く感じたのは、「小さな会社だからできない」のではなく、「小さな会社だからこそ使える戦略がある」というリアリティです。人手不足やオンライン化で採用市場がゆらいでいる今、自社の魅力を“求職者が価値を感じるポイント”に変換することがどれだけ大事か、丁寧に腹落ちさせてくれます。 特に、採用基準があいまいなまま動いてしまいがちな小規模事業者や、毎年採用に自信を持てずにいる方には刺さるはずです。大げさな成功論ではなく、現場で積み上げられた方法論を静かに差し出してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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