
「イヤな気持ち」を消す技術 ポケット版
苫米地英人
フォレスト出版 / 2021-11-22
この本について
最近、情報が多すぎて何を信じたらいいのか分からなくなることってありますよね。気づけば不安を増幅するほうに頭が引っぱられて、寝つきも悪くなるし、集中もできない。僕も同じようにモヤモヤを抱えていて、その流れを一度止めたくて手に取ったのがこの本でした。 この本が面白いのは、「不安に支配されるのは性格の問題ではなく、脳の状態の問題かもしれない」と、かなり具体的に説明してくれるところです。特に、前頭前野が働かないと、イヤな出来事をそのまま長期記憶に刻み続けてしまうという話は、自分の毎日の感情パターンとつながりすぎてドキッとしました。リラックスできる時間をつくることや、趣味のように抽象的な世界に意識を向けることが、ただの気分転換ではなく“脳の仕組みを立て直す作業”になるという視点は、読んでから実際に生活を変えるきっかけにもなりました。 また、この本は社会的な現象や人間関係の構造を例にしつつ、「人がどうやって思い込みを強め、どうやって抜け出せなくなるのか」を丁寧に扱っています。そこに書かれていることをそのまま鵜呑みにするというより、固定化した考えに自分が縛られていた場面を思い出して、少し距離を置けるようになった感じがあります。 自分の思考が「同じところでずっと止まってしまう感覚」を抱えている人には特に刺さると思います。自分の脳の扱い方を、もう一度ていねいに見直したいときに手元に置いておく一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの47%が集中しています。
読書の順序
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