
子育ては声かけが9割
佐藤 亮子
東洋経済新報社 / 2022-02-25
この本について
子どもに声をかけるたび、「なんでこんなに言わないと動いてくれないんだろう」とか、「こっちの言葉がうまく届かないな」と感じることってありますよね。自分の言い方がきつかったのか、そもそも伝え方が合っていないのか、あとからひとり反省会になることも多いと思います。僕も同じで、正解が見えないまま手探りを続けていました。 この本が刺さる人は、「子どもにどう声をかければいいか、いまだに迷っている大人」だと思います。抜粋の「言われなければならないの、とは思わない。同じ人間という立場から」という部分を読んだとき、子どもを“指示される側”として扱ってしまうクセに初めて気づきました。こちらが上から伝えているつもりはなくても、子どもからすると“従う前提”の空気を感じていることがあるんですよね。 この本が効くのは、まず視点の位置がそっと修正されるところです。親と子ではなく、二人の人間として会話すると、お願いの仕方も理由の伝え方も自然に変わります。また、声かけの事例が生活の流れの中に置かれているので、今日の帰宅後からそのまま試せる具体性があります。そして、「全部うまくやろうとしなくていい」という温度で書かれているので、読んでいる途中で肩に入っていた力が抜けていく感じがありました。 うまく言えない日があっても、言いすぎて落ち込む日があっても、関わり方を少しずつ調整していきたい人には役に立つ一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの100%が集中しています。
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