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2034 米中戦争 (二見文庫ザ・ミステリ・コレクション)

2034 米中戦争 (二見文庫ザ・ミステリ・コレクション)

エリオット・アッカーマン、ジェイムズ・スタヴリディス、熊谷 千寿

二見書房 / 2021-12-10

累計読者数38
平均ハイライト数 12.9件/人
推定読了時間 約5時間7分
star総合評価 58/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 34%

この本について

最近、ニュースを見ても結局なにを信じていいのか分からないし、世界の動きがどう自分の生活につながるのかも見えにくいな…と感じることが増えました。情報が多いわりに視界が開けないあのモヤモヤ、けっこう放置したままになりがちです。 『2034 米中戦争』は、いわゆる軍事スリラーなんですが、物語の芯にあるのは「誤算はどう生まれるか」「人はどこまで操作されうるのか」という、人間の判断のほころびに関する感覚です。読者が保存した抜粋に多い“操作”“誤算”“沈黙”“夢を紙に書かない”といった言葉は、戦争という巨大な出来事の前にある、たった一人の迷いや逡巡に目が向いていた証拠だと思います。派手な戦闘よりも、判断がずれる瞬間の静かな恐さがじわっと残る本です。 個人的に効いたのは、まず「目的は情報ではなく感情の操作」という一文で、日常のコミュニケーションにも通じる怖さに気づいたこと。さらに「双方が勝てると信じているときに誤算が生まれる」という視点は、仕事で“自分は分かっているつもり”になっている場面を思い返すきっかけになりました。そして“つねに礼を尽くす接し方は弱さに見えるが実際は鞘だ”という描写は、態度の奥にある力の扱い方を考えさせられます。 国際情勢の知識よりも、「人の判断がどこで狂うのか」を物語として感じたい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

南シナ海で米空母打撃群壊滅 2034年3月南シナ海で、米海軍第七艦隊駆逐艦3隻が「航行の自由」作戦中、炎上する船籍不明のトロール船に遭遇。同じころホルムズ海峡で飛行中のF-35ステルス戦闘機が制御不能になり、イランに不時着しパイロットが捕虜に――偶然に見える二つの事件だったが、中国は捕虜の解放と引き換えにトロール船の返還を要求。アメリカが対応を協議中、南シナ海上の駆逐艦2隻が撃沈。さらにサイバー攻撃を受けアメリカ主要部が大停電に。急遽米軍は二個の空母打撃群を派遣するが、中国軍に壊滅され衝撃が走る… 原題:2034: A Novel of the Next World War ロバート・ゲーツ、ジェームズ・マティス元国防長官絶賛! 南シナ海から中東そして台湾と移る米中対立にインド、ロシアやイランが絡み大国間の戦争へ。国益という「魔物」は戦争回避の思考をにぶらせ、誤算のスパイラルに陥る、これは単なる物語か? いや、日本も想定すべき最悪のシナリオだ /香田洋二(元海上自衛隊自衛艦隊司令官) 果たして、この『2034 米中戦争』で示された、誤算がさらなる誤算を招くシナリオは、どれだけ起こる可能性があるのか――。読み終えたときに、おそらく多くの読者が考えるだろう。とくに小説に出てくる台湾有事が日本の安全保障にも関わってくるとなれば、なおさらだ。 /梶原みずほ(朝日新聞編集委員・テレビ朝日『報道ステーション』コメンテーター)
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