
ドキュメント 戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)
高木徹
講談社 / 2005-06-15
累計読者数46
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約4時間30分
star総合評価 56/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 34%
この本について
最近、「情報に振り回されているだけなのか、本質をつかめていないのか」を判断できずに立ち止まる瞬間が増えました。特に国際情勢やビジネスのニュースを見ていて、背景にある力学がつかめないまま気持ちだけざわつく、あの感じです。 『戦争広告代理店』を読むと、そのモヤモヤに少し輪郭が出てきます。たとえば、病院横に迫撃砲を置くような“見せ方”の設計や、一つの言葉が世論を塗り替えていくプロセスが、具体的なエピソードとして淡々と描かれています。自分が普段見ているニュースの裏で、誰がどう動いているのかを想像できるようになるのが、この本の一番の効き目です。また、善意で行動しているはずの人物が、意図せぬかたちで情報戦に巻き込まれていく場面は、職場での「気づけば誰かの文脈に利用されていた」あの感覚にも通じるところがあって、変に他人事にできません。 国際政治の本ではありますが、実際には「メッセージの届き方次第で物事の意味が変わってしまう世界」を扱っていて、仕事や日常の判断にもそのまま落とし込めます。表面の派手さより、「自分の見ている情報の立ち位置を一度疑いたい人」に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
「情報を制する国が勝つ」とはどういうことか――。世界中に衝撃を与え、セルビア非難に向かわせた「民族浄化」報道は、実はアメリカの凄腕PRマンの情報操作によるものだった。国際世論をつくり、誘導する情報戦の実態を圧倒的迫力で描き、講談社ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞をW受賞した傑作! (講談社文庫)
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