ヨムナビ
書くことについて ~ON WRITING~ (小学館文庫)

書くことについて ~ON WRITING~ (小学館文庫)

スティーヴン・キング and 田村義進

小学館 / 2013-07-10

累計読者数23
平均ハイライト数 5.8件/人
推定読了時間 約4時間30分
star総合評価 52/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 41%

この本について

文章を書くとき、つい「ちゃんと見えるようにしなきゃ」と肩に力が入ることがあります。語彙が足りない気がして飾ってしまったり、プロットを完璧にしようとして筆が止まったり、誰かの目が気になって本音を書けなくなったり。書くのが好きなのに、書こうとするほど身動きがとれなくなるあの感じ、けっこう共通の悩みなんじゃないでしょうか。 スティーブン・キングの『書くことについて』は、その窮屈さをほぐしてくれる一冊でした。たとえば、最初に浮かんだ言葉でいい、と言い切ってくれること。文法の完璧さよりリズムを信じろ、と背中を押してくれること。状況さえつくれれば、プロットに縛られなくていいと教えてくれること。どれも、大げさな“名言”ではなく、実際に机に向かったときの息苦しさを和らげてくれる実践的な視点ばかりです。 特に、自分の語彙や技術を恥じて着飾ろうとする行為こそが文章を濁らせる、という指摘が刺さりました。結局のところ、書き手が不安から距離を置けたとき、読者も物語に深く入り込める。そんなシンプルな真理を、キングは淡々と示してくれます。書くことを「才能の有無」ではなく、「道具箱を鍛える営み」としてとらえているのも救いでした。 書くたびに自信が揺れる人、文章に「気どり」が入り込むのが怖い人には特に効くと思います。僕自身、この本を読むことで、完璧さより手触りのある言葉を選ぶ勇気が少しだけ持てました。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

作家自身が「秘密」を語る。待望の新訳刊行。 「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より) ベストセラーを次から次へと生み出す、アメリカを代表する作家が、自らの「書くことについて」を解き明かしした自伝的文章読本。作家になるまでの苦闘物語から始まり、ドラッグとアルコール漬けの作家生活を語る半自叙伝の回想。書くために必要となる基本的なスキルの開陳。いいものを書くための著者独自の魔法の技。そして「書くことと」と「生きること」を重ね合わせる作者自身の人生観まで。ひとりの作家の「秘密」がそこかしこに語られるドキュメンタリー。 2001年に「小説作法」として翻訳されたスティーヴン・キングの名著を、新たに平明で簡潔な文章で訳した新訳版。新たに巻末には著者が2001年から2009年にかけて読んだ本の中からベスト80冊を選んだリストを掲載。 (底本 2013年7月発行作品)
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要