
資本主義全史 (SB新書)
的場 昭弘
SBクリエイティブ / 2022-04-28
累計読者数22
平均ハイライト数 33件/人
推定読了時間 約3時間26分
star総合評価 70/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%
この本について
最近、なんとなく「成長し続けないと不安になる」「働く理由が自分でもよく分からない」という感覚を抱えている人、多い気がします。自分もその一人で、気づけば“止まれない感じ”に振り回されていることがあります。そんなときに読んだのが『資本主義全史』でした。歴史の話ではあるのに、今の自分の感覚の根っこを説明されているようで妙に落ち着く本でした。 この本が効いたのは、まず「自分の不安が個人の欠陥じゃなく、資本主義がつくった精神構造の一部なんだ」と理解できたところです。成長していないと焦るのも、競争に巻き込まれるのも、システム側の論理だと知るだけで力が抜けました。もうひとつは、資本主義が“国家・制度・文化”を巻き込んだ巨大な仕組みだと捉え直せた点です。単なる経済の話ではなく、歴史の中でどんな力学が働いたのかを押さえると、今のニュースの見え方も少し変わります。それから、利潤追求が本質である以上「社会のために姿を変えることはない」という冷静な視点が、期待と失望を行き来していた自分には逆に救いになりました。 こういう“世界の動きの理由”を知ると、いまの自分の立ち位置が少しだけ掴みやすくなります。成長に疲れたとき、何に巻き込まれているのかをいったん俯瞰したい人に刺さると思います。
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出版社による紹介
資本主義の誕生から終焉までの歴史をたどる 資本主義の歴史とは「過去」と「現在」 そして「未来」の歴史である 西欧で生まれた資本主義が、拡大し、そして暴走している。資本主義はなぜ限界にむかっているのか。資本主義と持続可能な世界は両立するか。ポスト資本主義とは何か。本書では世界史の流れの中で、資本主義の変遷をたどることより、これまで自明のものとしてあった資本主義の本質をつかむ。予測不可能な未来を切り開くために必須の教養が身につく一冊。
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