
職場で困らない! ハラスメント相談対応ハンドブック ハラスメント相談担当者になったら最初に読む本
村田 早苗
ごきげんビジネス出版 ブランディング
この本について
職場で誰かの相談を受けたとき、「まず何を聞けばいいんだろう」「どこまで踏み込んでいいのか分からない」と戸惑うことってありますよね。相談者のつらさは伝わってくるのに、自分の対応が正しいのか自信が持てないまま、その場をなんとなく収めてしまう。あとから「あれでよかったのか」とモヤモヤが残る、あの感じです。 この本は、まさにその“最初の迷い”に手を当ててくれる内容でした。保存されている抜粋を見ても、「相談者の気持ちに寄り添う」「睡眠の状態まで聞き取る」「行為者にも不必要なレッテルを貼らない」といった、現場でつい忘れがちな視点が丁寧に扱われています。相談内容を聞くときの順番や、報告書に何を残すべきかも具体的で、感情に流されず整理して向き合うための“支え”になる感じがあります。また、行為者への連絡方法や、セカンドハラスメントを防ぐための注意点のように、気をつけていないと簡単に落とし穴にはまるポイントまで網羅されていて、実際の場面を想像しながら読めました。 特に刺さったのは「ハラスメントは個人間の問題ではなく、組織の問題」という視点です。どうしても“誰が悪いか”に話が向きがちですが、部署の雰囲気や風土まで丁寧に見ていく姿勢は、相談対応を「その瞬間だけの仕事」にしないための大事なヒントだと思います。 「相談を受ける立場になったけど、型がなくて不安」という人にはかなり実用的に刺さる一冊でした。自分もまだ迷うことばかりですが、いま手元に置いておけてよかったと思っています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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