
不自然な死因~イギリス法医学者が見てきた死と人生
リチャード・シェパード、長澤あかね
大和書房 / 2022-04
累計読者数3
平均ハイライト数 40.3件/人
star総合評価 73/100
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この本について
人が突然亡くなる理由って、ニュースで聞くたびに「結局ほんとのところは何が起きたのか…」とモヤモヤすることがあります。想像はできても、自分の考えが現実とどれほどズレているのか分からない。その距離感がずっと不安のまま残るんですよね。 この本は、そのズレを少しずつ埋めてくれます。著者はイギリスの法医学者で、突拍子もない仮説よりも“証拠を積み上げる”ことに徹している人。その姿勢のおかげで、死の現場で何が判断され、何が判断できないのかが、とても現実的な温度で分かります。たとえば、死亡時刻の推定がテレビほど簡単ではないことや、身元確認が視覚に頼れない状況が普通に起きること。そういう「思い込みがほぐれる瞬間」が何度もありました。 もう一つ印象に残るのは、淡々と事実を扱いつつも、遺族や現場の人々へのまなざしが消えていないところです。政治的な“儀式”に対する苛立ちや、親の虐待が疑われるケースで揺れる感情など、法医学者もまた人間で、迷いながら仕事をしている。その正直さが、読み手のこちらまで少し救われる感じがありました。 現実の事件や“もし”という後悔に飲まれやすい人ほど、この一冊は落ち着きを取り戻すきっかけになると思います。科学と人間の間で立ち止まって考えたい人に刺さる本です。
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出版社による紹介
世界中が絶賛!イギリス法医学者が体験した9.11、ダイアナ妃の死、その他犯罪や事故による様々な死体から見た、生きるということ
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