
社外プレゼンの資料作成術
前田 鎌利
ダイヤモンド社 / 2016-02-18
この本について
プレゼン資料を作るとき、「情報は揃っているのに、なぜか相手に刺さらない…」というモヤモヤがずっとありました。特に社外の相手になると、社内のように“前提を共有していない”ぶん、何をどこまで説明すればいいのか毎回迷うんですよね。聞き手が退屈しているのか、不安がっているのか、そもそも信用されているのか。そのあたりの感触がつかめず、説明量だけが増えていって、結局「わかりづらい」と言われて落ち込む、みたいなこともよくありました。 この本で救われたのは、社外プレゼンはロジックだけでは動かない、という当たり前のようで難しい視点でした。とくに「共感→信頼→納得→決断」という流れで相手の感情の動きを意識する発想は、そのまま自分の資料に当てはめられる感覚がありました。何を削り、何を残すかの判断がしやすくなったのも大きかったです。見た瞬間に伝わるシンプルさを保ちながら、相手が「この人の話は聞く価値がある」と思える根拠をどこに置くのか。その順番の作り方が、とても現実的に書かれていました。 また、相手の課題を“最大公約数”で捉えるという話も、自分の癖を見直すきっかけになりました。つい細かい情報を重ねがちだったところを、「参加者がいま何に困っているか」から組み直してみると、資料の流れが自然に整うんです。これまで手応えが弱かった場面でも、相手の反応が明らかに変わった気がします。 社外向けに提案資料を作るたびに「どこから話を始めればいいのか」迷ってしまう人に、とくに刺さる本だと思います。
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