
不安な自分を救う方法
柳川由美子
かんき出版 / 2022-04-21
この本について
最近、人と比べて落ち込んだり、「また不安に振り回されてるな…」と気づきつつも止められない日が続いていました。頭では「気にしすぎだ」とわかっていても、体は緊張するし、心もざわつく。そんなときに、この本の抜粋を読んでいる人がとくに保存していた箇所を見ると、「不安を消す」よりも「不安の扱い方を知る」ことに求めているものがあるんだろうな、と感じました。 印象的だったのは、不安をアラームとして扱う視点です。「鳴ってるな」と気づくだけで音が小さくなる、という表現が妙にリアルで、実際に試してみると、不安の渦に巻き込まれにくくなる感覚がありました。さらに、自分へのダメ出しが止まらないときに語尾へ「と思ってた」とつける方法も、いまの自分と距離をとるスイッチとして機能します。理屈よりも、そのまま生活に持ち込める動き方が多いのが、この本の特徴だと思います。 また、「他人の機嫌ではなく、自分の機嫌をとる」という一文は、読者の保存率が高かった理由もよくわかりました。結局、不安で身動きが取れなくなるときって、変えられないことにばかり意識が向いてしまうからで、「今ここに戻る」ための小さな手がかりが欲しいんですよね。そこにこの本は、無理のない範囲での視点の戻し方をいくつも置いてくれています。 「人の顔色を読みすぎて疲れてしまう人」や「不安をなくしたいわけじゃないけれど、振り回されるのはしんどい人」にとっては、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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