ヨムナビ
「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ (扶桑社BOOKS新書)

「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ (扶桑社BOOKS新書)

春日武彦、平山夢明

扶桑社 / 2023-03-01

累計読者数3
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約2時間55分
star総合評価 43/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

最近、世の中の雑な空気に引きずられて「これおかしくない?」と思っても、流れの速さに押し流されて黙ってしまうことがあるんですよね。職場の理不尽や、ニュースを見たときの違和感も、言葉にする前にどこかへ消えていく感じがあって。ただ、その小さな引っかかりを無視し続けると、自分の判断基準がどんどん曖昧になっていく実感がある人も多いと思います。 この本は、その違和感を「見なかったことにしないための視点」をくれる一冊でした。電通の内部の話を例に、巨大な組織や社会の空気がおかしな方向に転がっていくとき、外から見ると簡単に見えるのに、内側の人ほど麻痺していくという話が妙にリアルです。また、「考えることが最大の武器」という言葉も、状況が不利でも自分の頭だけは奪われない、という静かな励ましとして響きます。さらに、アーレントの議論や世界終末時計の話を通じて、個人が抱く小さな感覚と、社会全体の狂気の動きが地続きであることを、少しずつ理解させてくれます。 大げさに人生が変わるタイプの本ではないですが、「自分の感覚を手放したくない人」にとっては、かなり心強い道具になります。周りのテンションに飲まれがちで、自分の正気をどこに置いておけばいいのか迷う人に刺さると思います。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

春日「しかしみんなさ、『プーチンはなぜ暗殺できないのか?』とか言ってるじゃん。 そのくせ安倍は簡単に殺されちゃって、あのバランスの悪さも全然、分かんないんだけどね」 (中略) 平山「『狂ってる』よりも、やっぱり『違和感』の時代だよね」 春日「そうだね。あまりにも理屈が通りすぎてるとか、話がうまいのは、当然ヤバいんではないか。 ただ、その『ヤバい』がうまく説明できない」 平山「違和感の原資、根拠になっている『本当はこっちを大事にしなくちゃいけないんじゃないか』っていう立場の人が社会的弱者になってしまう。 強者になれないってことの違和感って、巨大だよね」 狂気を分析し、飼いならす!! コロナ、ウクライナ侵攻に安倍元首相の暗殺……。 2020年以降、「世の中は狂ってしまったのか?」と思わされるような事件・事象が頻発しました。 でも、疫病、戦争、暗殺などは長い人類の歴史を考えれば、「平常運転」なのかもしれません。 果たして、世の中は狂ってしまったのか、否か? そして、それらとは関係なく存在する「個人的な狂気」とどう付き合っていくべきか? ベテラン精神科医と特殊系小説家の”鬼畜コンビ”が、分断する世の中をばっさりと斬り、それらに対する処方箋を提示します。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要