
住宅営業マンぺこぺこ日記
屋敷 康蔵
三五館シンシャ / 2023-01-01
この本について
住宅って一生に何度も買うものじゃないのに、ネットを見れば見るほど「真実はどこなんだ…」みたいな気持ちになりませんか。営業マンの言葉も、キャンペーンの中身も、どこまで本気でどこまで営業トークなのか。疑いすぎるのも疲れるし、かといって丸腰で行くのも怖い。そんなモヤモヤを抱えたまま時間だけが過ぎていく感じ、けっこうあると思います。 『住宅営業マンぺこぺこ日記』は、そういう“境界線の見えにくさ”を少し整えてくれる本でした。きれいごとではなく、営業現場の空気がそのまま書かれているので、「この業界って実際どう回っているの?」という素朴な疑問に、具体的な風景つきで手がかりをくれます。たとえば、営業権利が3カ月で切れる仕組みや、あみだくじで担当順を決める現場のゆるさ、景品目当てのお客は実は契約に至らない…といった“リアル”は、こちらの身構え方をちょうどいい温度に調整してくれます。 個人的に刺さったのは、「住宅の品質はそこまで大差が出にくい」「差が出るとしたら、何かあった時の対応の速さ」という話。これは営業マンの言い訳ではなく、実務の裏側を知っている人の言葉だと感じました。完璧な家を探すより、その後にちゃんと向き合ってくれる人を探すほうが現実的なんだ、と肩の力が抜けます。また、住宅営業が“人の人生に深く踏み込む仕事”という描写も、家づくりの相談ってやっぱり数字や間取りだけじゃないよな…と妙に納得してしまいました。 家を買う予定があってもなくても、「営業の言葉と現場の事情をどう受け取ればいいのか知りたい人」には quietly 刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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