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永遠の0

永遠の0

百田尚樹

双葉社

累計読者数10
平均ハイライト数 18.5件/人
推定読了時間 約5時間10分
star総合評価 66/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 54%

この本について

忙しさのせいなのか、日常のあれこれに押されて、自分が何を大事にしたいのか見えなくなる時があります。家族のことも、自分の仕事の意味も、なんとなく「分かったつもり」で流してしまうような感覚です。でもふとした瞬間に、心のどこかがざわつく。これでいいのか、と。 『永遠の0』を読むと、そのざわつきに向き合わざるを得なくなります。登場する人たちは、ただ勇ましいだけでも、悲劇的な存在でもなく、私たちと同じように日常の延長で悩み、怖がり、誰かを想っていた人たちでした。特に「死ぬのは国のためではなく、愛する人のため」という言葉や、戦後の運動会のシーンに揺れる気持ちは、読者が保存している抜粋から見ても、胸をつかむものだったのだと思います。彼らの選択を「美化」するでも「断罪」するでもなく、ただ人間としての葛藤の輪郭が浮かび上がる。そこに、自分の迷いと地続きの感情が見えてきます。 この本は、戦争を知るためというより、「自分が何を守りたいのか」を静かに問われる読書体験に近いです。責任の所在を誰かに押しつける構造や、日々の小さな選択の重さなど、戦時の話なのに妙に今の生活に響く部分が多い。過去の出来事として距離を置けないのは、人物たちの感情があまりに現実的だからです。 自分の大事なものを言葉にできずにもやもやしている人には、特に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

佐伯健太郎は、駆け出しライターの姉・慶子の依頼を受け、つい最近までその存在さえ知らなかった“本当の祖父”宮部久蔵について調べていた。終戦数日前に特攻で死んだという「その人」の像を結ぶための驚きと感動に満ちた旅??。たどった糸の先にあったのは健太郎にとって意外すぎる事実だった。感涙必至の最終巻。
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