
コロナ後の教育へ オックスフォードからの提唱 (中公新書ラクレ)
苅谷剛彦
累計読者数13
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推定読了時間 約5時間7分
star総合評価 66/100
start序盤集中型
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この本について
教育の話題になると、「主体性を育てる」とか「アクティブ・ラーニング」とか、聞こえのいい言葉ばかりが並んで、結局なにが問題なのか見えにくいよな…と感じることがあります。自分も、改革の議論を追うほどモヤモヤが増えていくタイプで、この本はその整理にかなり助けられました。 特に効いたのは、今の教育改革が“理想から逆算して制度を積み上げる”思考に偏り、その裏に法治主義的な発想がこっそり入り込んでいるという指摘でした。なぜ「主体性」を掲げても現場が動かないのか。なぜ教員の力量形成より制度設計が先に語られるのか。その違和感を、曖昧な精神論ではなく、具体的な日本の教育制度の流れから説明してくれるのがありがたいところです。 もう一つ刺さったのは、「改革の失敗を大学や学校のせいにしがちな語り口」を丁寧にほどいてくれる点です。例えば、受け身の学びが悪いという前提に飛びつく前に、そもそも実態を十分に観察できていない思考の習性がある。そこを見ないまま議論すると、どれだけ制度を変えても同じ迷走を繰り返す…という視点は、仕事の問題にもそのまま響きました。 教育政策に振り回されている感覚がある人、改革の言葉が空回りして見える人には、静かに効く本だと思います。
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出版社による紹介
オンライン化に潜む本質的な問題とは? オックスフォード大で十年余り教鞭を執った論客が、教育改革を検証した上で緊急提言。
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