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ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

御田寺圭

累計読者数8
平均ハイライト数 8.3件/人
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 31%

この本について

最近、SNSやニュースで「この人とは前提が違いすぎる」と感じて、話す前から疲れてしまうことが増えました。正しさを守りたい気持ちはあるのに、どこまで踏み込んでいいのかも分からない。多様性を尊重したい自分と、現実に起きている軋轢のあいだで戸惑うことって、けっこうあります。 この本は、そのモヤモヤを勢いよく解決してくれる類いではありません。でも、いま何が起きているのかを「きれいごとじゃなく観察する」という姿勢に、僕はだいぶ救われました。前提を共有しない相手と向き合うとはどういうことか。多様性を志向しながらも避けられない現実的な摩擦とは何か。そして共同体が抱える包摂と排除のジレンマを、自分はどこまで引き受けられるのか。このあたりを一度フラットに見直したい人には、かなり効くと思います。 とくに、「正しさを使いながら、正しさに追い詰められている」と感じたことがある人には刺さるはずです。社会の陰影をそのまま見せてくれるので、読み終わったあとに、自分の立ち位置の輪郭が少しだけはっきりします。

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