
ウクライナ危機後の世界 (宝島社新書)
ユヴァル・ノア・ハラリ, ジャック・アタリ, ポール・クルーグマン, ジョセフ・ナイ, ティモシー・スナイダー, ラリー・ダイアモンド, エリオット・ヒギンズ, and 大野和基
宝島社 / 2022-06-22
この本について
国際ニュースを見ていて、正直「何が本質なのか」わからなくなることが多いんですよね。ロシアやウクライナの話題は耳に入ってくるけれど、結局どこから考えればいいのか、自分の中で整理がつかないまま流れていく感じがあると思います。僕自身もずっとそのモヤモヤを抱えていて、この本に手を伸ばしました。 『ウクライナ危機後の世界』は、単に情勢を説明する本ではなく、複数の専門家がそれぞれの角度で「なぜ今の世界がこうなったのか」を丁寧に掘り下げています。特に刺さったのは、ウクライナ侵攻を“帝国主義”の連続として見せる視点や、民主主義が衰えると何が起きるのかを具体的に語るパートです。ニュースでは切り取られない深い歴史の積み重ねや、制度への信頼が崩れたときに何が壊れるのかが、ようやく線でつながっていく感覚がありました。 そしてもうひとつ大きかったのは、アメリカやロシアを単なる「国の性格」で語らず、エネルギー依存や経済ブロック化など、実際にこれから自分たちの生活に影響してくる構造まで踏み込んでいる点です。遠い国の話ではなく、自分たちの働き方や将来の選択に確実につながっているのだと実感させられました。 こんなふうに、国際ニュースを「表層で追うだけでは腑に落ちない」と感じている人にこそ刺さる一冊です。大きな世界の動きに対して、自分の頭で考えるための土台をつくりたいときに、そっと横で灯りをつけてくれるような本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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