
あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない
クリステン・R・ゴドシー and 高橋璃子
この本について
仕事も生活もそれなりに回しているつもりなのに、ふとした瞬間に「なんでこんなに自由度が低いんだろう」と感じることがありませんか。恋愛やセックスみたいなプライベートな領域でさえ、どこか見えない力に方向を決められているような窮屈さがある。自分の感じ方が弱いのか、それとも社会のほうに原因があるのか…そのあたりがうまく言語化できず、モヤモヤが残り続けることがあります。 この本は、そんな違和感に対して「そもそも私たちのもっと個人的な領域まで、経済や政治が入り込んでいるのでは」という視点をくれます。東西ドイツの対照的な歴史や、社会主義国での女性の自立が私生活にどう影響したかなど、抽象論よりも具体的な出来事で見せてくるので、読んでいるうちに自分の感覚の背景が少しずつ輪郭を持ちはじめます。とくに、「経済的に依存しないだけで、関係性の力学がどう変わるか」という話は、日常の人間関係を見直すきっかけにもなりました。自由とは何か、という大げさに聞こえる問いも、誰かとどう向き合うかという実感レベルにまで落ちてきます。 タイトルに身構える人もいるかもしれませんが、内容は日常の行動や判断の根っこにある構造を丁寧に見せてくれるものです。プライベートの悩みを「自分の問題だけ」と思い込みがちな人ほど、意外に腑に落ちるところが多いはずです。 自分の関係性のしんどさを「性格」だけで片づけるのに疲れた人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




