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他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学 (集英社新書)

他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学 (集英社新書)

磯野真穂

累計読者数7
平均ハイライト数 47.4件/人
推定読了時間 約5時間36分
star総合評価 76/100
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この本について

人と関わるたびに「どこまで踏み込んでいいのか」「なぜこんなに気疲れするのか」と迷うことがあります。相手の気持ちよりも“正しさ”のほうを参照してしまったり、自分の中に複数の考えが同時に走って身動きがとれなくなったり。関係を続けたいのに、違和感をなかったことにして日々をやり過ごしてしまう。そんな感覚に覚えがある人には、この本がかなり沁みると思います。 『他者と生きる』は、状況を「医学的に正しいか」「リスクをどう最小化するか」といった外側の基準だけで見てしまうと、人との関係がどれだけ窮屈になるかを丁寧に追っています。読んでいて一番揺さぶられるのは、私たちの“現実の実感”が、自分の内側だけではなく、周りの論理や感情に常に揺さぶられて形を変えているという指摘です。だからこそ、相手とのやりとりの中で生まれる小さな驚きやたじろぎを「なかったことにしない」姿勢が、関係を作り直す具体的な行動として描かれているのが心に残ります。 結局のところ、選択は未来を保証してくれません。でも、相手に向けてそっと投げる一言や態度が、自分と相手を少しずつ変えていく。その変化の幅をどれだけ許容できるかが、私たちの時間の厚みになるんだと気づかされます。 人との関係で疲れやすいのに、どこかで「もう少しうまくやれるはず」と思ってしまう人に向く本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

いくら医学が発達しリスク管理をしても、人は病気になり死に至る。その中で「この私」は生きる実感をどのように生成するのか?
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