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感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

恩蔵絢子

河出書房新社 / 2025-10-17

累計読者数13
平均ハイライト数 26.2件/人
推定読了時間 約2時間59分
star総合評価 61/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 18%

この本について

人と関わるたびに、相手の機嫌を読んだり、空気を調整したりして、ふと「これって全部どこまでやればいいんだろう」と疲れてしまうことがあります。効率や正解ばかり求められる環境にいると、自分の小さな感情や違和感は後回しになりがちで、気づいたら「自分は何を感じているんだっけ」と立ち止まれなくなることもあります。 『感情労働の未来』は、そうした日常のモヤモヤを、無理に前向きに変えるというより、まず「なぜこんなに揺れるのか」を落ち着いて見せてくれる本でした。たとえば、感情は正解がわからない中で意思決定させる力だという話は、普段「もっと理性的に判断しなきゃ」と思っていた自分にはかなり響きました。また、相手を理解するには共感だけでは足りず、あえて切り離す痛みを引き受ける必要があるという指摘は、人間関係で消耗しがちな人ほど腑に落ちるはずです。 さらに、「事実は経験に変わる」という視点も、この本の大きな支えになります。つい出来事そのものの正しさを気にしてしまいますが、実際に自分を形作っているのは、その出来事をどう感じ、どう時間をかけて消化したかのほうだと気づかされます。自分の感情を丁寧に扱うことが、人との関係を楽にする最初の一歩なんだと、無理なく理解できる一冊でした。 人の気持ちに敏感で、つい自分のことを後回しにしてしまう人にこそ、静かに刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

AI時代、人間が持つ最大の能力は、感情になる! 感情を抑圧し“他者にあわせる”ストレスフルな現代から、“他者を理解する”感情的知性の未来へ。人間の可能性に話題の脳科学者が迫る。
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