
小さなことで感情をゆさぶられるあなたへ
大嶋 信頼
PHP研究所 / 2020-08-04
この本について
人の目が気になったり、相手の表情ひとつで気持ちが揺れてしまったり。わかってもらえない感じが続くと、疲れるわりに自分でどう扱えばいいのか分からないまま、また同じループに戻っていくことがあります。僕自身、仕事でも日常でも「なんでこんなに振り回されるんだろう」とよく立ち止まります。 この本が面白いのは、感情そのものをどうにかしようとするのではなく、「揺さぶられる背景に何が起きているか」を丁寧にほどいてくれるところです。例えば、相手の不安を自分のものと勘違いして受け取ってしまうクセに気づけたり、つい相手の期待どおりに振る舞おうとしてしまう暗示に「これ、ほんとに自分の望み?」と一拍置けたり。さらに、極端に感情を抑えるのではなく、表情を使っていったんホルモンを発散させるという、意外と現実的なアプローチも紹介されています。 特に刺さったのは、「みんな同じなんだ」と思えた瞬間から、必要以上に相手の気持ちを読み取ろうとする負荷がすっと減っていくところ。相手が自分とはまったく違う存在に見えていると、どんな些細な刺激も脅威になる。でも「同じ人間だ」と戻れると、許容量が少しずつ増えていく感じがあります。 人間関係のざわつきに反応しすぎてしんどい人、自分の感情がどこから来ているのか分からなくなる人に向いている一冊です。これは劇的な変化の本ではなく、日々の中でそっと効いてくるタイプだと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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