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生き物が老いるということ 死と長寿の進化論 (中公新書ラクレ)

生き物が老いるということ 死と長寿の進化論 (中公新書ラクレ)

稲垣栄洋

累計読者数4
平均ハイライト数 17.5件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
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この本について

年齢のことを考えるたびに、どこか気持ちがざわつくことがあります。衰えとか限界とか、言葉にできない不安がじわっと出てくるあの感じです。僕も同じで、「老いるってなんなんだろう」と考え始めると、どう処理していいのか分からなくなることがあります。 この本は、そういうモヤモヤを真正面から軽くしてくれました。人間が老いるのは欠点ではなく、むしろ進化の流れの中で獲得した“戦略”なんだと知るだけで、視点がかなり変わります。たとえば、野生動物のほとんどは老いる前に死んでしまうけれど、人間やシャチは長く生きて経験を渡すことで集団全体を強くしてきたこと。あるいは、細胞レベルで見ると、私たちの体は「生」と「死」が常に共存していて、それが生命の通常運転であること。こういう具体的な話が続くので、単なる慰めではなく「そういう仕組みなら、今の自分をどう扱えばいいか」が現実的に見えてきます。 特に、自分の年齢や変化をどう受け止めたらいいか迷っている人には刺さると思います。老いることをポジティブに捉えましょう、みたいな話ではなく、もっと地に足のついた理解が得られる本でした。読んだあと、「あ、これからの自分との付き合い方を少し優しくできそうだな」と思えた一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

じつは老いは「実り」であり、成長のステージである。次世代に命をつなぐ死と老いという戦略に人気エッセイストが迫る
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