
進化と人間行動 第2版
長谷川寿一, 長谷川眞理子, and 大槻久
累計読者数5
平均ハイライト数 48.2件/人
推定読了時間 約6時間53分
star総合評価 73/100
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この本について
人の行動って、生まれつきどこまで決まっていて、どこからが文化による後づけなんだろう…と考え込むことがよくあります。仕事で人間関係のクセに悩んだときも、「これは性格なのか、育ちなのか、それとも環境なのか」がわからず、結局いつも曖昧なまま終わっていました。 『進化と人間行動 第2版』は、このモヤモヤをいきなり解決してくれる本ではありません。むしろ、「単純に割り切れない理由」を丁寧に見せてくれます。たとえば、文化相対主義がなぜ強く信じられてきたのか、その裏でどんな再検証が進んだのかが具体例つきで語られますし、遺伝子から行動がどう立ち上がるのかという話も、ハタネズミの実験のようなリアルな研究をもとに説明されます。また、環境に応じて皮膚色がどう変わってきたのかなど、「進化=昔話」ではなく、今の自分の身体にも続いている話として読めるのが印象的でした。 読んでいると、「人間は生物であり文化の産物でもある」という当たり前のようで混雑した問いに、少しずつ立体感が出てきます。決めつけずに、でも肉薄して考えたい人にはちょうどいい距離感の本です。こんな人に刺さると思います。人間理解の「どちらか」ではなく「両方」を扱いたい人。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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出版社による紹介
「人間とは何か」という問いに「進化」という側面から光を当て、生物としてのヒトという視点で行動や心理をとらえたロングセラー・テキストの全面改訂第2版! 新たに共著者を迎え、分子生物学・化石人類学を含む研究の進展に対応し、生活史・進化心理学の研究法・文化進化について章を設けるなど、内容を刷新。
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