
新しい世界を生きるための14のSF (ハヤカワ文庫JA)
伴名 練
早川書房 / 2022-06-22
累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約9時間18分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
最近、現実の変化が速すぎて、頭のどこかで「自分の想像力のほうが追いついていないのかも…」と感じることがあります。仕事でも生活でも、先の見えない状況に向き合うとき、視点を変えたいと思っても、具体的にどう動けばいいのかはなかなかつかめません。 『新しい世界を生きるための14のSF』は、そんな停滞感を少しゆるめてくれる一冊でした。たとえば、人工衛星を打ち上げる科学技術を持ったローマ帝国が崩壊する、という設定がさらっと出てくるのですが、「ありえないのに、妙に腑に落ちる」世界観が続いていきます。現実と地続きのようでいながら、少しだけズレた未来や歴史を覗くことで、自分が当然だと思っていた枠が静かに揺らされる感じがあります。また、収録作が絞られていてコンパクトなので、日々のすきま時間でも手に取りやすく、無理なく読み切れるのもありがたいところです。 日常の思考が固まり気味で、新しい角度を取り戻したい人には特に刺さると思います。大きく人生を変えるような派手さはないけれど、じわっと視界が広がるような読後感が続く、本当にちょうどいい短編集です。
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出版社による紹介
衝突事故直前の車載AIが最後の審判を繰り広げる八島游舷「Final Anchors」、恋人の死体を盗んだ女が超常の存在へ愛を問う斜線堂有紀「回樹」、大正時代の屋敷で少女二人の運命を怪死事件が結ぶ芦沢央「九月某日の誓い」、徳川光圀の命を受けた学者たちが和歌コンピュータを発明する夜来風音「大江戸しんぐらりてい」など、新世代作家たちによる書籍化前の傑作14篇。伴名練によるSF入門14本を併録の超大型アンソロジー
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