
経営者から担当者まで、あらゆるレイヤーの疑問に答える AIとDX戦略
渡辺 祐樹
すばる舎 / 2022-09-28
この本について
DXやAIに取り組まなきゃいけない感じはあるのに、「そもそも何を目指すべきなのか」が曖昧なまま動き出してしまうこと、僕も仕事でよくあります。技術の話を聞けば聞くほど、逆に目的が見えなくなるあの感じです。結局、どこから手を付ければいいのか分からずに立ち止まってしまうんですよね。 この本が効くのは、まさにその“立ち止まりポイント”を丁寧に言語化してくれるところでした。例えば、経営者のビジョンを翻訳して現場に渡すという視点は、単にAIを導入する話ではなく、「何のために動くのか」を自分の言葉で説明できるようになるためのヒントになります。また、顧客の感情から行動、そして財務数字までが一本の線でつながっていると示されると、DXを“施策”としてではなく“価値の再設計”として捉え直せるようになります。さらに、AIに常識を教える存在として現場を位置づける発想は、実際のプロジェクトで起こるズレをどう埋めていくかのリアルな指針になりました。 技術に振り回されている気がする人や、「DXの話になると急に抽象度が上がってついていけない」と感じている人に刺さる本だと思います。目の前の課題をどう分解し、どこから言葉にしていくか。その一歩目の踏み方が、少しだけクリアになります。
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