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変な絵

変な絵

雨穴

双葉社 / 202401

累計読者数13
平均ハイライト数 3.4件/人
推定読了時間 約6時間4分
star総合評価 39/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

仕事や人間関係で、相手の言葉より「その奥にある気持ち」が読めなくて迷うことってありませんか。表情も反応も普通なのに、どこか噛み合わない感じがして、こちらの想像だけが暴走していくようなあの感覚です。自分の中にある思い込みや、読み違えの怖さって、意外と自分では気づけないんですよね。 雨穴さんの『変な絵』を読んでいると、そのズレが物語として立ち上がってきて、ちょっとドキッとしました。子どもが「実物」ではなく「頭に浮かんだイメージ」を描くように、大人でも自分の都合で世界を描き替えてしまうことがある。作中の人物が描く家や木の絵が、その人の心の形として浮かび上がってくる場面は、自分がふだん見落としている感情の影を照らされるようでした。母親への複雑な感情や、守りたいものと傷つけたいものが同居してしまう瞬間の描写も、どこか現実の延長線にあるようで読みながら胸がざわつきました。 ミステリーとしての仕掛けはもちろんあるのですが、それ以上に「人の心ってこんなふうにねじれてしまうのかもしれない」という実感が残る物語です。自分の解釈に自信が持てないときや、人との距離感がわからなくなるときに読むと、世界の見え方が少し変わると思います。 人の気持ちの“裏側”を想像しすぎて疲れてしまう人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

オカルトサークルに所属する佐々木は、後輩の栗原からとあるブログの存在を教えられる。そこには、『あなたが犯した罪』という不穏なメッセージとともに、投稿者の妻が描いた「絵」が掲載されていた——。『風に立つ女の絵』『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』『震えた線で描かれた山並みの絵』……9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる! 49ページに及ぶ物語の前日譚『続・変な絵』と『ナゾ解きゲーム』も特別収録。
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