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変な家2 ~11の間取り図~

変な家2 ~11の間取り図~

雨穴

飛鳥新社 / 2023-12-15

累計読者数10
平均ハイライト数 14.1件/人
推定読了時間 約7時間30分
star総合評価 64/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 64%

この本について

仕事でも生活でも、表に見えている理由だけでは説明できない“引っかかり”に出会うことってありますよね。人の言動の裏に何があるのか分からなくて、ずっと頭に残るような違和感です。僕もよくそのモヤモヤを放置してしまうのですが、『変な家2』を読んだとき、その感覚そのものを物語として扱ってくれているようで、妙に腑に落ちました。 この本が面白いのは、奇妙な間取りや事件の裏に、人の関係性や家族の歴史、そして言葉にされない感情が積み重なっていくところです。たとえば、「部屋を削って宗教施設を作る」「家族の出生が複雑にからみ合う」といった描写は、一見ホラーなのに、読み進めるほど“人が抱える秘密が形になったらこうなるのか”と感じさせます。また、誰かの人生の裏で起きていた出来事が別の登場人物の行動と線でつながる瞬間があって、物事の見え方が静かにひっくり返ります。自分の身近な人間関係にも、こういう「語られていない背景」があるんだろうなと考えさせられるんです。 だからこの本は、ただの恐怖や謎解きではなく、“何かが腑に落ちないときに、人はどんな想像をしてしまうのか”を丁寧に追体験させてくれます。日常の違和感に敏感な人には特に刺さると思いますし、説明のつかないモヤモヤを抱えているときに読むと、自分の中の整理が少し進む感覚があります。 物語としてももちろん面白いのですが、読み終えたあとに「見えているものだけで判断しなくていいんだ」と、静かに視点がずれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

雨穴最新作!『変な家』第2弾! 14万字超、完全書き下ろし! あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか? 前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが 不可解な間取りの謎に挑む。 1「行先のない廊下」 2「闇をはぐくむ家」 3「林の中の水車小屋」 4「ネズミ捕りの家」 5「そこにあった事故物件」 6「再生の館」 7「おじさんの家」 8「部屋をつなぐ糸電話」 9「殺人現場へ向かう足音」 10「逃げられないアパート」 11「一度だけ現れた部屋」 後編「栗原の推理」 すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する!
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