
名探偵のままでいて
小西マサテル
宝島社 / 2024-04-03
累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約4時間42分
star総合評価 32/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%
この本について
日々の出来事をどう受け取るかで、自分の気持ちが大きく揺れることってありますよね。相手の言葉を深読みしすぎたり、見えているものが本当に真実なのか自信が持てなかったり。自分の中で物語を作りすぎて、余計に疲れてしまう感じ、僕もよくあります。 『名探偵のままでいて』に出てくる「世の中のすべての出来事は物語だ」という視点は、その迷いに少し風が通るような感覚がありました。物語だと捉えることで、目の前の出来事を一歩引いて見られるようになるし、逆に当事者にしかわからない“見え方”がどれほど強いのかも理解しやすくなる。レビー小体型認知症の描写では、人の知覚がどれほど本人にとって「確か」なのかが具体的に描かれていて、自分の想像の限界を知るきっかけになります。また、牽強付会にならないように、事実と解釈の距離をそっと測り直す感覚もこの物語から学べました。 ドラマチックに問題を解決してくれる本ではないけれど、「見えているものがすべてじゃない」と自然に思わせてくれるところが、この作品の静かな効き方だと思います。物語を楽しみながら、自分の世界の受け取り方を少しだけ柔らかくしたい人に合うはずです。 特に、つい出来事を悪い方向に物語化してしまう人に、そっと届く一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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出版社による紹介
シリーズ累計20万部突破 第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作 「密室殺人」「人間消失」「幽霊騒動」… 孫娘の持ち込むさまざまな謎を「認知症の祖父」が鮮やかに解き明かす! ミステリーの扉の先には、わくわくする謎と、 個性的な登場人物たちの愛が詰まっていました。 主人公の楓は私と同じ27歳。 物知りで優しくて大好きだったおじいちゃんに 会いたくなって胸がいっぱいになりました。 ――井桁弘恵さん(モデル・女優) (あらすじ) かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻す。そんな祖父のもとへ相談を持ち込む楓だったが、やがて自らの人生に関わる重大な事件が……。古典作品が彩る安楽椅子探偵ミステリー! 【著者について】 小西マサテル 1965年生まれ。香川県高松市出身、東京都在住。明治大学在学中より放送作家として活躍。現在、『ナインティナインのオールナイトニッポン』『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM』『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』や単独ライブ『南原清隆のつれづれ発表会』などのメイン構成を担当。 本作で第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。他の著書に『名探偵じゃなくても』(宝島社)など。
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