ヨムナビ
ファラオの密室

ファラオの密室

白川尚史

宝島社 / 2025-04-03

累計読者数3
平均ハイライト数 3.7件/人
推定読了時間 約3時間48分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

人の悩みって、表面のトラブルよりも、その奥にある「どこで心が傷ついたのか」のほうが厄介だったりしますよね。仕事でも人間関係でも、外から見える傷はふさがっているのに、なぜか気持ちだけが置き去りになるというか。自分でも説明しづらいモヤモヤを抱えたまま、日々を続けている感覚がある人は多いと思います。 『ファラオの密室』の抜粋で、多くの人が手を止めたのは「怪我は治るけれど、魂は別だ」という一言でした。治療や助言がすぐに効くわけじゃない現実をちゃんと描いていて、登場人物たちが大げさに救われるわけでもないんです。でも、その不完全さの中で誰かが誰かを気にかける場面が、妙に現実に近い温度をもって届く。エジプトという異世界的な舞台なのに、川が現世と冥界の境界線として描かれる感覚や、寂寞や冒瀆といった言葉が放つ湿度によって、むしろ自分の心の動きが浮き上がるところがあります。 この物語が効くのは、問題を一気に解決したい人ではなく、「すぐには割り切れない気持ちを抱えたまま進むしかない時間」を知っている人です。登場人物のやり取りの中に、自分が誰かを気にかけた日のことや、逆に気にかけてもらったことを思い出せる瞬間がある。物語としてのおもしろさとは別に、自分の内側の重さを静かに整理してくれる一冊でした。 こんな人に刺さる: 感情の縫合はいつも自分のペースでしかできない、と感じている人。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、文庫化です! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。セティは、自分が死んだ事件を捜査しながら、密室状態のピラミッドから消失した先王のミイラの真相を追う!
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要