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四月になれば彼女は (文春文庫)

四月になれば彼女は (文春文庫)

川村 元気

文藝春秋 / 2024-03-27

累計読者数10
平均ハイライト数 7.4件/人
推定読了時間 約3時間53分
star総合評価 54/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 49%

この本について

恋愛のことになると、自分の気持ちに自信が持てなくなるときがあります。好きという熱が冷めていく瞬間に焦ったり、過去の恋の方がまっすぐだった気がして落ち込んだり。誰かを思う気持ちって続け方の正解が見えないまま、日常だけが進んでいくんですよね。 『四月になれば彼女は』は、その曖昧さをごまかさずに描いていて、読みながら「あ、これ自分だ」と静かに刺さってくる場面が多いです。たとえば、恋が風邪のように熱を持って冷めていく感覚や、愛されたい気持ちと、愛することの難しさ。その間で揺れている人間の不器用さが、登場人物たちの手紙や会話の端々から滲みます。また、思いがすれ違っていく現実を認める痛みと、それでも人を思わずにいられない切実さが、とても現実的に描かれていました。 過去の自分に会いたいと思ったことがある人、人を愛せないかもしれない不安を抱えている人には、特に響くと思います。劇的な答えをくれる本ではないけれど、読んだあと、自分の感情のグラデーションを少しだけ肯定できるようになる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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