
億男 (文春文庫)
川村 元気
マガジンハウス / 2014-10-15
累計読者数8
平均ハイライト数 6.8件/人
推定読了時間 約2時間42分
star総合評価 54/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 59%
この本について
お金のことって、日常的に触れているのに、いざ向き合おうとするとモヤモヤしませんか。貯めたほうがいいのか、使ったほうがいいのか、正しい行動が分からないまま、なんとなく自分だけ取り残されているような感覚になることがあると思います。僕自身、お金の判断だけは「勘」みたいなもので流してきて、そのツケを払わされた経験があります。 『億男』を読むと、そのモヤモヤの正体が少し具体的に見えてきます。たとえば作中では「知ろうとしないこと」が貧しさを生む、と何度も繰り返されます。お金のルールは誰にでも平等だけれど、知っているかどうかで結果が分かれるという指摘は、耳が痛い反面、救いにもなります。また、入ってくるお金と出ていくお金を「ひとつの流れ」として捉える視点も、自分の生活をもう少し俯瞰して見てみようと思わせてくれました。さらに、欲しいものが分からない人に向けて描かれるシーンは、お金をどう使うか以前に、自分が何に心動くのかを探す大切さを静かに教えてくれます。 派手なノウハウではなく、物語の中で「自分の立ち位置」をそっと照らしてくれる本です。お金に苦手意識があるけれど、放置したままではいたくない人に刺さると思います。僕も同じように悩みながら読み進めて、少しずつですが、自分のお金の使い方を見直すきっかけになりました。
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出版社による紹介
「お金と幸せの答えを教えてあげよう」 宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。 浮かれる間もなく不安に襲われた一男は「お金と幸せの答え」を求めて 大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。 だがその直後、九十九が失踪した―――。 ソクラテス、ドストエフスキー、アダム・スミス、チャップリン、福沢諭吉、 ジョン・ロックフェラー、 ドナルド・トランプ、ビル・ゲイツ……数々の偉人たちの言葉をくぐり抜け、一男の30日間にわたるお金の冒険が始まる。 人間にとってお金とは何か? 「億男」になった一男にとっての幸せとは何か? 九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」とは? <本書の推薦コメント> 大泉洋さん(俳優) 「あまり本を読まない私が久しぶりに一気に読んだ。億という金をいきなり手にした男はどうなってしまうのか。金と人間の生々しい話を聞かされながら何度も涙が溢れた。これは子を持つ親にはたまらない物語だ。読後、いきなり娘を抱きしめ怒られた。責任を取れ川村元気」 岩井俊二さん(映画監督) 「読み終わった時、お金といういつも僕らのポケットの中にいるこいつがとんでもない怪物に思えてきた」 松浦弥太郎さん(「暮しの手帖」編集長、エッセイスト) 「やっぱりお金とは友だちのようだ。こにくたらしいけれど、僕は信じて生きていきたい」
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