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超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』 (講談社現代新書)

超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』 (講談社現代新書)

竹田青嗣

講談社 / 2012-08-17

累計読者数4
平均ハイライト数 35件/人
推定読了時間 約3時間2分
star総合評価 69/100
trending_up後半加速型
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この本について

日々いろんな情報に触れていると、「自分はいま、世界をちゃんと見えているんだろうか…」みたいな妙な不安がふと湧くことがあります。仕事でも人間関係でも、同じ出来事でも人によって解釈がまったく違うとき、そもそも“認識って何なんだろう”というところで立ち止まりたくなる瞬間があると思うんです。 この本が面白いのは、そういうモヤモヤを大げさな哲学論争ではなく、「そもそも確実だと言えるのはどこまでか」という足元から考え直させてくれるところです。たとえば、自然科学では客観性が成立するのに、人文科学では成立しづらい理由を“主‐客の一致はそもそも不可能”という前提に置き直して説明するあたりは、日常の理解のズレにもそのままつながる感覚があります。また、対象が“客観的にある”と私たちが信じてしまう条件を、主観的な確信と間主観的な確信という二段階で整理してくれるので、「なぜ自分はそう思うのか」を落ち着いて辿れるようになるのも大きいです。 フッサールの現象学というと難しそうですが、この本では「内在に立ち返ることで、認識がどう成り立っているかを自分で確認できる」という姿勢のほうが前に出ていて、哲学を学ぶというより“自分の見え方の癖を整える”感覚に近いかもしれません。世界の捉え方が揺らぎやすい人や、解釈のズレでよく疲れてしまう人には、とくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

主観と客観の一致は原理的にありえない。 近代の哲学者たちを悩ませてきた「認識問題」の難問を解くために フッサールが考えた「現象学的還元」とは? 「内在-超越」、「構成」、「絶対的所与性」……。 さまざまな批判にさらされてきた現象学の誤解をとき、その核心に迫る一冊。 近代哲学の重要な原理を平易に読み解く大好評シリーズ第三弾!
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