
巻込み力 国内外の超一流500人以上から学んだ必ず人を動かす伝え方
下矢一良
この本について
会議で頑張って準備しても、「なんかピンとこないんだよね」と返されて終わることってありませんか。自分では丁寧に伝えたつもりなのに、相手の背後にいる“誰か”の基準で判断されている感じがして、正直モヤっとします。僕も長くその壁にぶつかってきたので、この本の抜粋を見たとき「ああ、やっぱりそこか…」と心当たりがありました。 本書が効くのは、単に伝え方のテクニックではなく、巻き込むための構造を見直させてくれるところです。たとえば、スライドは一文15字で十分という指摘は、情報量を増やすほど伝わらなくなる現実を思い出させてくれます。また、瞬発力型と熟考型が混在する会議で「俺様マーケティング」にどう振り回されるかの話は、具体的すぎて笑えないくらいリアルです。さらに、「目の前の担当者の背後まで見通して資料をつくる」という視点は、自分がどれだけ“目の前の人だけ”に最適化していたかを痛感させられます。 そして個人的にいちばん刺さったのは、ストーリーを原点から組み立てるという話でした。自分の原点、やってきたこと、そして誰かのための夢。この順番で語ることで、伝わり方が変わるというのは、仕事で説明が空回りしがちな人にはかなり実感しやすいと思います。「組織を動かす立場でもないのに…」と思っている方こそ、実は一番効くタイプかもしれません。 相手に届く説明がうまくできない人や、社内で提案が通らなくて悩んでいる人に特に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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