
学校がしんどい先生たちへ それでも教員をあきらめたくない私の心を守る働き方
ゆきこ先生
KADOKAWA / 2023-02-02
この本について
先生を続けたい気持ちはあるのに、日々の小さなダメージが積み重なって気持ちがすり減っていくことってありますよね。子どもの一言に深く刺さったり、職員室での空気に疲れたり、やりたいことができないまま一日が終わって「今日もまた流されただけだったな…」と思ってしまう感じ。僕も同じように、どう折り合いをつければいいのか分からずに立ち止まってきました。 この本は、そういう「しんどさ」を大きく変える派手な方法ではなく、日々の“ほんの少しの工夫”で心を守るヒントがたくさんあります。たとえば、子どもからの言葉を「私」への攻撃ではなく「先生」への反応として受けとめることで、傷つき方が変わること。切り返しのパターンをいくつか持っておくと、刺さる前に「どれを使おうかな」と思える余裕が生まれるという視点も印象的でした。また、仕事を全部抱えるのではなく、手放せるものは手放して、空いた時間を本当に大事にしたいことに使うという考え方は、教室だけでなく自分の働き方全体を見直すきっかけになります。 読みながら感じたのは、「無理に強い先生にならなくていいんだ」という安心感でした。怖く振る舞うのではなく、態度を変えずに淡々と関わり続けることで、結果的になめられなくなるという話も現場のリアルに寄り添っています。子どもの言葉を成長のヒントとして受け取れるようになったエピソードも、日々のモヤモヤに光を差してくれるはずです。 自分のペースで教師を続けたい、でも今のままだと心が持たない…そんな方にしっくりくる一冊だと思います。
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