
なまえデザイン そのネーミングでビジネスが動き出す
小藥元
この本について
仕事で部署名や企画名をつけるとき、「しっくりこないまま決まってしまった…」みたいなことって結構ありますよね。私もプロジェクト名を考えるたびに、言葉一つで人の温度が変わったり、全然刺さらなかったりして、なんとなくモヤつく瞬間がありました。相手に届かない名前って、本当にただの記号でしかないんだなと痛感します。 この本が面白いのは、ネーミングを“装飾”として扱わず、行動や価値を動かす装置として見ているところです。例えば、人事部を「カルチャー&コミュニティー」に変えるプロセスのように、名前を決める前に“自分たちは何者なのか”を言語化する。その過程が、結局チームの方向性をクリアにしてくれるんですよね。また、情報をそのまま伝えるのではなく、感情が動く伝え方に転換する視点も実務にかなり効きます。選ばれるためには、まず興味のフックを生まなければいけないという話も、自分の仕事にそのまま置き換えられました。 特に、名前には「包める大きさ」が必要だという考え方は、肩書づくりでも企画名でも心当たりがある人は多いはずです。意味を詰めこみすぎると息苦しいし、抽象化しすぎると遠くなる。そのちょうどいい“余白”が、関わる人の参加意欲につながっていくんだろうなと納得しました。 肩書きやプロジェクト名に違和感を抱えたまま走ってしまいがちな人に刺さると思います。名前を整えることが、実は働き方やコミュニケーションそのものを整えることなんだと気づかせてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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