
あいにくあんたのためじゃない
柚木麻子
新潮社
累計読者数4
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約4時間6分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
育児って、誰に頼れるわけでもなく一人で回している時ほど、ちょっと外に出ただけの行動まで「これって責められるかな」と不安になりますよね。私も、人の目を気にしすぎて自分の欲を後回しにしがちで、あとから「あれ、そこまで自分を追い詰める必要あった?」と気づくことがよくあります。 『あいにくあんたのためじゃない』を読んで刺さったのは、まさにその窮屈さを解きほぐすような場面が多いことでした。赤ちゃん連れでラーメンを食べたことをネットに揶揄され続ける場面は、行為そのものより「母親とはこうあるべき」の空気に押しつぶされていく苦しさがリアルで、読んでいて胸がぎゅっとしました。でも同時に、店主が素材を淡々と語るシーンや、子どもたちがスープを飲み干す様子など、小さな日常がただ日常として肯定されていく流れに救われます。 もうひとつ心に残ったのは、みんなが限界ギリギリで育児している夜の描写です。子どもが寝ない、仕事が進まない、吐いたり泣いたり、誰かが急に黙り込んだり。ドラマチックではないのに、現実のしんどさがそのまま並んでいて、「ああ、一人だけじゃないんだ」と思えるあたたかさがあります。本が肩代わりしてくれるのは、「弱音を吐いていい」という感覚なんだと思います。 自分を責めがちな人、完璧な親であろうとして疲れてしまう人には、特に静かに効く一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
『BUTTER』の柚木麻子×『#真相をお話しします』のもりとおるが仕掛けるコミカライズ! 過去のブログ記事が炎上し、仕事を干されたラーメン評論家・佐橋。ある時同業者から、かつて佐橋が取り上げ出禁となった、ラーメン屋「のぞみ」の店主が会いたがっているというDMが届き――。本編に登場するラーメンを特集した、10Pにわたる大ボリューム雑誌風特典も合わせて収録。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要






