
意識低めの創作論: 難しいことを考えずに物語を作る10の方法 創作実践シリーズ
兎野 卵
累計読者数6
平均ハイライト数 6件/人
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 32%
この本について
創作していると、「まとまったプロットを作らないと進めない」「想像力が足りない気がする」といったモヤモヤに飲まれる瞬間がけっこうあります。頭ではわかっていても、空っぽのキャンバスを前にすると手が止まるんですよね。僕もよくそこで固まってしまうタイプです。 この本が面白いのは、その“固まり”に対して正面から殴りにこないところで、もっと肩の力を抜いたやり方を提案してくれるところです。たとえば、爆発シーンでも喫煙シーンでも、描きたい場面だけ先に放り込んでしまうという発想。プロットは後から辻褄を合わせればいいという割り切りが、逆に作品を走らせてくれる感じがあります。また、空のプロジェクトファイルに仮タイトルだけ付ける、ビフォー・アフターの2コマを溜めていく、紙一枚のまとめそのものをひとつの作品として扱う、こうした“小さく動き出す工夫”が実践的で、創作へのハードルをぐっと下げてくれます。 想像力は才能ではなく、ただの筋トレだという視点や、こだわりを手放した方がむしろ自分に近づくという感覚も、肩に入っていた力をゆっくり抜いてくれるようでした。丁寧に書こうとしすぎて前に進めなくなる人に、とくに刺さる一冊だと思います。
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