
記憶に残る人になる――トップ営業がやっている本物の信頼を得る12のルール
福島 靖
ダイヤモンド社 / 2024-06-04
この本について
営業でも接客でも、人と会う仕事をしていると、「ちゃんと向き合っているつもりなのに、相手の心に残らないな…」という感覚が出てきませんか。丁寧に説明しても印象が薄かったり、商談の空気をよくしようと思うほど距離ができたり。自分なりに工夫しているのに、どこか空回りしているようなあの感じです。 この本を読んで刺さったのは、著者が語るテクニックではなく、「人としてどう向き合うか」を、すごく具体的な場面で見せてくれるところです。たとえば、茶托の下にお礼を忍ばせる小さなメモとか、エレベーターの扉が閉まる瞬間に笑顔で見送る店員さんの話とか。どれも一見“無駄”に見えるのに、それが印象を変え、関係の空気を温かくしていく。その背景にある“相手をお客様として扱わない姿勢”が、とても腑に落ちました。 もうひとつ大きかったのは、「違いこそが強み」という視点です。大きなダレスバッグをあえて持つ話も、自分の“変なところ”を削らず意味を見つけにいく姿勢が、営業に限らず対人の仕事全般にじわっと効きます。無駄に見える行動の奥に、自分の価値観が隠れているという指摘は、ちょっと勇気をもらえました。 型破りを狙うのではなく、“自分の頭で意味を考え直す”ことで自然と型から外れていく。本書はそのプロセスを丁寧に見せてくれるので、模倣よりも「自分はどうしたいか」を考えるきっかけになります。営業の人はもちろん、「人と会うたびにちょっと疲れる人」にも静かに刺さる本です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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