
高血圧の9割は正常です
大櫛陽一
累計読者数3
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star総合評価 34/100
boltライト読書型
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この本について
血圧の数字って、一度気にし始めるとずっと頭の片隅に居座りますよね。年齢とともに上がってくるのを見るたびに、これって放っておいて大丈夫なのか、薬を始めるべきなのか…自分でもよく分からないまま不安だけ積み上がっていく感じ、すごく分かります。 この本が面白いのは、「そもそも高血圧とされている数字の基準って本当に正しいの?」という視点で、データを積み上げながら教えてくれるところです。たとえば、55〜60歳以上なら160/100あたりまでは世界的にも“通常の範囲”として扱われていたり、年齢とともに血圧が上がるのは体の仕組みとして自然だったり、むしろ血流を確保するための調整だったりする。数字そのものではなく、自分の状態とセットで見ないと判断を誤るんだなと実感しました。 さらに、生活の中でできる工夫も現実的です。著者自身のスローランニングの話も、劇的な成功例というより「続けたらじわっと下がって、やめたら元に戻った」という生身の人らしい変化で、読んでいて妙に安心します。お酒も“完全にやめろ”ではなく、具体的にどれくらい減らすとどれくらい下がるかが数字で示されていて、自分の生活に置き換えやすい。腎機能との関係など、逆に無理に下げてはいけないケースも丁寧に書かれています。 「血圧の数値を見るたびに不安が先に来てしまう人」にはかなりしっくりくる一冊です。数字に追われる感じが少しゆるみ、自分の体と向き合う基準が整っていくはずです。
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