
40歳からの予防医学――医者が教える「病気にならない知識と習慣74」
森 勇磨
ダイヤモンド社 / 2021-09-28
この本について
40歳を過ぎてくると、これまで気にしていなかった数値や体調の変化が、ふと不安になる瞬間があります。健康診断のHbA1cがちょっと高いとか、寝ても疲れが抜けないとか、デスクワークばかりで体を動かせていないとか。病気ではないけれど、このまま放っておくのも怖い…そんなモヤモヤを抱えたまま日々が過ぎていく感じ、よくわかります。 この本が頼りになるのは、「いまの生活のどこを直せばいいか」が具体的に見えるところです。たとえば糖尿病が疑われる境界の数値がどこなのか、睡眠時間が長すぎても短すぎてもリスクになること、熱い飲み物が食道がんと関係している可能性があることなど、知らなかった“落とし穴”が淡々と示されていきます。しかも、じゃがいもは野菜とは別に考えた方がいいとか、1日15分の運動でも死亡リスクが下がるとか、日常の選択を少し変えるだけでいい話が多いのが救いです。 読んでいて感じたのは、“極端な努力を求めない予防”がちゃんと存在するということでした。有酸素運動と筋トレを組み合わせると血糖値改善につながるとか、肝炎ウイルス検査は一生に一度でいいとか、無理なく続けられる現実的な線がしっかり示されている。医療情報が言い切れない理由まで説明されているので、妙に不安を煽られる感じもありません。 自分の体をちゃんとメンテしなきゃと思いながら、結局どこから手をつければいいのか迷いがちな人に刺さる本だと思います。無理なく、でも確実に生活を整えたいときの地図代わりになります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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