
図解 労務入門 人事の土台をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ
坪谷邦生, 岩田佑介, and 古茶宏志
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-08-23
この本について
労務まわりの判断って、正解があるようで微妙にグレーで、現場で迷うことが多いですよね。異動の可否や就業規則の扱い、パワハラ相談の線引きなど、理屈では知っていても「実際どう動くか」で止まってしまう瞬間があると思います。僕自身、人の人生に関わる判断ほど自信が揺らぎやすく、都度立ち返る土台が欲しいと感じていました。 この本は、その土台を三つの役割(OE・RM・ST)として整理してくれるのがありがたくて、どこで迷っているのかを客観的に見やすくなります。たとえば、法令や就業規則のどこまでが会社の裁量で、どこから先はアウトなのか。あるいは、外資系でも日本の雇用慣行に引っ張られるケースがあるように、制度の背景まで視野を広げる必要があること。さらに、健康経営やプレゼンティーイズムまで含めて「働く環境をどう整えるか」という長期視点が欠かせないこと。読みながら、日常の判断にそのまま置き換えられる場面がいくつも浮かびました。 個人的には、相談を受けた内容を「墓場まで持っていく覚悟」という一文がずしっと来て、労務の仕事って制度だけでなく、人の信頼そのものを扱うんだよなと改めて感じました。迷ったときに机の引き出しからそっと取り出すような、そんな距離感の一冊です。 特に「労務担当としての軸をまだつかみきれていない」と感じている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの13%が集中しています。
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