
SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録 (早川書房)
大森 望、ゲンロン
累計読者数8
平均ハイライト数 9.1件/人
推定読了時間 約5時間43分
star総合評価 32/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
物語を作ろうとすると、設定を盛り込みすぎて世界が先に暴走したり、「そもそもSFってどこまでやればいいの?」と足が止まることがよくあります。自分もアイデアだけ増えて、話に落とし込めない時期が長かったので、このモヤモヤはかなり身に覚えがあります。 『SFの書き方』は、そんな行き詰まりを少し呼吸しやすくしてくれる本でした。特に印象に残ったのは、昔の日本SFがいまのジャンル区分ほど厳密じゃなくて、星新一も筒井康隆もホラーやミステリ寄りの作品をまとめて“SF”として扱っていた、という話です。これを知るだけで、「正しいSFを書かなきゃ」というプレッシャーが少し抜けます。また、「変な世界を作るなら、現実のパラメーターを一つだけ変えるくらいがちょうどいい」という視点は、凝り固まった設定をぐっと引き戻してくれる感じがしました。あとは、ガンダムやエヴァ周辺の歴史的な分断や、作り手と読者の距離感についての話も、自分が感じていた“SFとの距離の取りづらさ”に説明をつけてくれました。 創作に踏み出したいけど、何から手をつければいいか迷っている人には特に刺さると思います。SFを専門的に勉強していなくても、どう物語に落とし込むかを一緒に考えてくれる一冊でした。
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出版社による紹介
2016年4月、書評家・翻訳家・SFアンソロジストの大森望を主任講師にむかえて開講した「ゲンロン大森望SF創作講座」。東浩紀、長谷敏司、冲方丁、藤井太洋、宮内悠介、法月綸太郎、新井素子、円城塔、小川一水、山田正紀という第一線の作家陣が、SFとは何か、小説とはいかに書くかを語る豪華講義を採録。各回で実際に与えられた課題と受講生たちの梗概・実作例、付録エッセイ「SF作家になる方法」も収録の超実践的ガイドブック。
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