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結婚の社会学 (ちくま新書)

結婚の社会学 (ちくま新書)

阪井裕一郎

累計読者数6
平均ハイライト数 48.7件/人
star総合評価 67/100
start序盤集中型
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この本について

結婚まわりの話って、自分の価値観なのか、国の制度に引っ張られた結果なのか、ふと分からなくなることがあります。夫婦同姓の話題でざわついたり、恋愛と結婚の相性の悪さに戸惑ったり、「そもそも結婚って何なんだろう」と立ち止まるあの感じです。僕もそこでよく迷うのですが、この本はそのモヤモヤをいったん外側から見直すきっかけをくれました。 特に印象的だったのは、結婚がずっと「個人の幸せのため」ではなく、家や国家の事情で形づくられてきた歴史が淡々と示されるところです。たとえば足入れ婚のような慣習や、戦時中に結婚が国家管理の対象になった経緯を知ると、今わたしたちが抱えている「こうあるべき」という感覚も、意外と最近つくられたものなんだと気づきます。さらに、フランスのPACSやオランダの非婚母コミュニティの紹介など、「恋愛と結婚を必ずセットにしない生き方」が普通に存在している現実も見せられます。 この本が効くのは、結婚観を変えようというより、「いま自分がどの枠組みに影響を受けているのか」を静かに教えてくれるところです。制度を知ると、自分の選択の意味づけが少し変わる。無理に答えを出さなくても、迷い方が変わる。そんな読み心地でした。 自分の結婚観や家族観の“前提”を一度ほぐしたい人には、かなり刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

結婚の歴史を近代から振り返り、事実婚、パートナーシップなど、従来のモデルではとらえきれない家族のかたちを概観する。
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