
「家庭」の誕生 ――理想と現実の歴史を追う (ちくま新書)
本多真隆
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この本について
家族や家庭の話題って、つい「自分の経験が基準」になってしまって、ほかの形が想像しづらいですよね。仕事の制度や社会の仕組みと家庭をどうつなげて考えればいいのかも、なんとなく分かるようで分からないまま日々が過ぎていく。自分もそこにずっとモヤモヤがありました。 この本が面白いのは、「家庭」という言葉そのものが、歴史の中でどんな相手とぶつかり、どんな意味を背負ってきたのかを丁寧にたどっていくところです。明治の「家」から始まり、都市部の新中間層が担った“新しい家庭像”、国家がそこにどう介入していったのか、さらには戦後の再構築まで、今の私たちの前提がどれだけ“偶然の積み重ね”でできているのかが見えてきます。自分の家庭観が絶対ではないと気づくと、他人の選択も社会の制度も、少し違う角度から眺められるようになります。 家庭と社会を切り離せずに考える必要がある、という視点が腑に落ちる本です。家族のかたちについて「なんでこんなにも噛み合わないんだろう」と感じている人ほど刺さると思います。
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出版社による紹介
イエ、家族、夫婦、Home・・・・・・。様々な呼び方をされるそれらをめぐる錯綜する議論を追うことで、これまで語られなかった近代日本の一面に光をあてる。
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