
食べものから学ぶ現代社会 私たちを動かす資本主義のカラクリ (岩波ジュニア新書)
平賀 緑
岩波書店 / 2024-01-19
累計読者数3
平均ハイライト数 13.3件/人
推定読了時間 約2時間40分
star総合評価 39/100
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この本について
経済のニュースを聞くたびに「なんでこうなるんだろう」ともやもやするけれど、教科書的な説明を読んでも腑に落ちないまま…そんな感覚、けっこう共通なんじゃないかと思います。自分も、需要と供給とかGDP成長とか、言葉は知っているのに現実とつながらない感じがずっと残っていました。 この本は、そのもやもやを「食べもの」という具体的な入り口からほどいてくれます。たとえば、メキシコの農家が安いトウモロコシに押されて移住せざるを得なくなった背景、バブルの裏で膨れ上がる金融資産の動き、日本の食料自給率の低さを大企業の構造から見つめ直す視点。どれもニュースで断片的に聞いていた話が、一つの線につながっていく感覚があります。そして、資本主義は自然の法則じゃなく、人間が作ってきた仕組みだから、変えられる余地もあると静かに示してくれるところが、この本の誠実さだと思います。 経済を語る人の言葉に振り回されたくない、教科書ではなく現実の動きを知りたい、そんな人に刺さる一冊です。難しい理論よりも、「自分の生活がどう世界とつながっているのか」を確かめたい時にちょうどいい距離感で寄り添ってくれます。
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出版社による紹介
豊かなはずの世界で「生きづらい」のは,経済学の考え方と私たちのリアルがずれているからかもしれない.古い呪文に囚われず,食べものから,現代社会のグローバル化,巨大企業,金融化,技術革新を読み解いてみよう.私たちを動かす資本主義のカラクリが見えたら,地に足をつけた力強い一歩を踏み出せるだろうから.
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