
オックスフォード式「勉強感覚」の育て方 頭のよさは10歳までに決まる
チョ・ジウン、北野博己
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-06-21
この本について
子どもの学びについて考えるとき、「どこまで親が関わるべきか」「どこからが放っておくべきなのか」でずっと揺れ続けてしまうことがあります。良かれと思って口を出したのに空気が悪くなる日もあれば、何もできていない気がして落ち込む日もあって、正解が見えないまま時間だけ過ぎていく感じ、よくわかります。 この本は、いわゆる“早期教育のテクニック”ではなく、もっと手触りのある視点をくれました。たとえば、絵本をただ読むのではなく一緒にページの隅をのぞき込むような「観察の時間」が、子どもの考える力の土台になること。1週間単位のゆるいルーティンが、がんばらせるためではなく、安心感をつくるためにあること。そして親が教えるより先に、「よく見る」「待つ」「その子らしさを題材に会話する」ことのほうが効果が大きいという現実的な姿勢。このあたりが、保存されていた抜粋にも強く表れていた部分だと思います。 読みながら、親の“がんばり不足”ではなく、そもそも子どもを伸ばす環境ってこうやって丁寧に作っていけばよかったんだ、と肩の力が抜けました。無理に才能を引き出そうとするのではなく、その子が楽しいと思える余裕を用意してあげる。寝る時間を守ることや、ささやかな記念日を一緒に祝うことが、実は学びの土台につながっていく。この視点の変化は、育児書というより生活の見直しに近い感覚でした。 子どもの学びを「成果」でなく「関係性」から考えてみたい人に、とても刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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