
その「一言」が子どもの脳をダメにする (SB新書)
成田 奈緒子、上岡 勇二
SBクリエイティブ / 2023-10-05
この本について
子どもへの言葉がけって、正解が見えないまま手探りになりますよね。つい「ちゃんとしなさい」「大丈夫、できるよ」と言ってしまって、後から「あれ、今の言い方でよかったのかな」と胸がザワつく……。自分も何度も同じところで迷ってきました。 この本は、そんなモヤモヤの原因を「脳の仕組み」という土台から説明してくれるところが助かりました。たとえば、親にとっては励ましのつもりの一言が、子どもの脳にはネガティブな刺激として届く場合があること。その結果、混乱したり、不安が強くなったりして、行動がちぐはぐになる……という流れを、具体的な場面で教えてくれます。また、「ちゃんと」「もうすぐ」といったあいまいな言葉が通じない理由や、「あなたはどうしたいの?」と考える手順を渡すことで、子どもが自分で状況を整理できる脳の土台が育つことも、読みながら腑に落ちました。 さらに印象的だったのは、親が全部を変える必要はなく、伝え方を一つだけ変えるだけでも、子どもは柔軟に変わっていけるという視点です。子どもがボーッとしている時間が実は前頭葉が活発に働いているサインだという話も、「あ、急かしすぎてたかもしれない」と考え直すきっかけになりました。 「子どもに怒りたくて怒ってるわけじゃないのに、うまく届かない」と感じている人に静かに効く本だと思います。親として完璧じゃなくてもいいけれど、明日は少しだけ違う言い方を試したくなる、そんな一冊です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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